「僕の重さはソファに座ることができる。」(シュウゾウ・アズチ・ガリバー)
シュウゾウ・アズチ・ガリバーの代表作のひとつである “Weight” を中心に、約20点を展示します。国内の展示としては、2022年にBankART KAIKO + BankART Station(横浜)で開催された大規模な個展「消息の将来」が記憶に新しいですが、関西では2010年の滋賀県立近代美術館(現・滋賀県立美術館)”EX-SIGN”展以来の個展となります。どうぞご覧ください。


タイトルとされている “Weight”は、作家自身による解説によると、以下のような作品です。
「’Weight (Human ball)’(ステンレススチールの球)は作家の体重と同一の重量を持っている。同じコンセプトで制作された 9 つのバージョンがある(1978、79、80、82、83、85、87、88、90年制作)。(2022年には同じコンセプトで、大理石を素材とする’2022年Version’が制作された。)」

以下、2025年12月、AI/ChatGPT-4による作家の略歴 (無添削)
シュウゾウ・アヅチ・ガリバーは、戦後日本の前衛芸術のなかでも異色と言える作家。彼の制作は、長年にわたり表現形式・場所・メディアを変化させながらも、自己と存在をめぐる根源的な問いを持ち続けている。高い実験性と概念性を持ちながらも、作品の実体を伴うパフォーマンスや身体性を含むため、観客との関係性が強い。また、国内外の美術館に作品が収蔵され、近年その評価・再評価が進んでいる。2022年の「消息の将来展」などはその代表例であり、今後も日本国内外で注目され続ける表現者である。
*シュウゾウ・アヅチ・ガリバーは 1947年、滋賀県栗太郡瀬田町橋本(現在の大津市瀬田)に生まれる。本名は安土修三。若年期から芸術への関心が強く、高校時代(滋賀県立膳所高校在学中)にはハプニング的な行為を伴う作品製作を始める(例:1964年に「草地 (Grassfield)」など)。哲学的・理論的思考への興味を含め、マルセル・デュシャンの影響を受けるなど、西洋前衛・観念芸術との対話が早期から彼の表現に含まれていた。)
*1967年上京し、実験映画や路上/公共空間での行為、パフォーマンスを含むハプニング・プロジェクトを展開。THE PLAY という関西の前衛芸術集団に参加し、国内外の前衛運動やフルクサスなどとの交流も持つようになる。
*1973年には「BODY(肉体契約)シリーズ」に着手。彼自身の身体を 80 の部位に分割し、彼の死後、それぞれの部位を契約した 80 人が保管するというプロジェクトであり、生・死・自己・存在に関する問いを扱う代表的な作品群。)
*1980年代以降は、耐久的パフォーマンス(例 “De-Story”/直方体構造体内で一定時間過ごすパフォーマンスなど)、身体や空間/構造の射程を持つ作品制作を継続していく。
*1990年代以降はヨーロッパでの展覧会やプロジェクトが増え、DNAの塩基(A, T, C, G)の記号性・象徴性を用いた作品、象形(シンボル・記号)・言語・測定・記憶などのテーマを重視。ドローイング、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスなど多様な表現形式を採用。拠点を東京とヨーロッパに持ちながら、国内外で活動。
*現在も制作活動を行っており、テーマとして「存在」「自己」「記号」「かたち」「生物学的基盤」の探究を続けている。
以下は彼の代表的な個展・グループ展およびプロジェクトのうち、特に評価が高い/広い範囲で紹介されたものをピックアップ。
EX-SIGN:滋賀県立近代美術館(現・滋賀県立美術館)、2010年。約120点を展示。初期作品から近作までを通観する包括的な個展。
「消息の将来」展:2022年10月7日〜11月27日、BankART KAIKO + BankART Station(横浜)、2館同時開催。彼の半世紀以上の活動を振り返る大型個展。近作も多数展示。
Shuzo Azuchi Gulliver’s Cinematic Illumination:ニューヨーク近代美術館(MoMA)、2020年。
「On a bien accroché」:Maison Grégoire、ベルギー、2018年。グループ展。
「1968年 激動の時代の芸術」:千葉市美術館、2018年。1960年代後半の文化・政治・社会の激動と芸術の関係性を探索する展覧会。
「IN THE SHADOW OF POP」:テート・モダン(ロンドン)、2016年。ポップアートの影響とその後の表現をめぐる展覧会。参加作家の一人として作品を出品。





